突発性難聴の体験記

突発性難聴を患った自分がどんな事を経験し、何を感じたかを綴っていきます

突発じゃない突発性難聴???

ネットで『突発性難聴』と検索すると、「ある日突然、片側の耳が聴こえなくなる。本人もその瞬間をハッキリ自覚できる」とたいていの文献にも書いてあるし、患者さんの体験記も発症は同じような症状のようです。

 

でも、自分の場合は違ってて、「あれ?何かちょっとだけ耳に違和感(閉塞感)があるな」くらいが症状に気づいたきっかけでした。

 

仕事も忙しいし、何かに集中していれば忘れる程度の感覚だったので、症状があってもあまり気にしていませんでした。

 

平日は仕事、週末は家族のイベントでバタバタと2週間が過ぎ、仕事帰りの車の中で「ん?右の耳から聞こえる音がちょっと小さい?」と感じ始めたあたりから、微かな耳鳴りも自覚。

 

この状態になって、仕事が休みのその週の土曜になってようやく耳鼻科を受診。(このときすでに初期の違和感から3週間近く経過)

 

聴力検査やレントゲン撮影のあと、医師から告げられた診断は「突発性難聴ですね」

 

え?突発性難聴って、もっとドーンって自覚症状があるんじゃないの?

堂本剛君がなった病気と一緒?

これって原因も治療法も確立してなくて、完治しない病気じゃなかったっけ???

 

多少『突発性難聴』に関する知識はあったので、不安で一気に目の前が真っ暗になってしまいました。

 

色々説明は受けましたが、肝心な

・難聴度合は軽~中程度(平均40dBくらい)

ステロイド(内服)と補助的な薬を4日服用して経過観察

ところ以外はどんな会話があったか正直覚えていません。

 

家に帰ってスマホで『突発性難聴』を検索しまくるも、出てくる情報は「突発性難聴は早期の治療開始がその後の回復に大きく差が出る」という事実…

 

もっと早く受診しておけば…という後悔と、完治しなかったら…という不安でその夜は一杯でした。